PRIDE & JOY Live Report

2002.5.25 Chicken Shack (Fussa)






この夜、初体験となった Pride & Joy のライブの模様をお届けします。今回はドラムの Gomi が
急用という事で、あの BACKCITY ROCKERS の Kazuhiko 氏が代役を務めました。セッティング
の為に登場した Kawa のギターを構えた普段とは違う姿に、期待は一気に膨らみました。そんな
気持ちを知ってか知らずか、あまりにも自然に、そしていつの間にかイントロは始まりました。







一曲目は永遠の名曲「LITTLE WING」で幕を明けました。長くしなやかな指先から生まれるフレーズは
時には激しく、時には繊細に爪弾かれ、会場全体を支配していきました。トリオ編成という利点を最大に生かし
音の隙間さえ、絶妙の間に変え空間に広がりを感じさせる程でした。静かに感情を爆発させ指先に込める
Kawa のギターと、それを支えるリズム隊との掛け合いも緊張感に溢れ、先の展開に息を呑むほどでした。







会場は静かな興奮が包み込み、全員が Blues の雰囲気に浸っていました。顔で弾くとも言われる程に、
感情をあらわにするギタースタイルもステージが進むにつれて激しくなりました。あくまでもシンプルに自然体
で演奏する姿に、音楽の原点を見たような気がします。バンド名の由来となった最後の曲「PRIDE & JOY」
が終わると会場にはメンバーの笑顔と拍手の音だけが響いていました。次回は是非、フルキャストでのライブ
を観てみたいと思いました。そして、一人でも多くの人に観てもらいたいと思いました。





SET LIST


1. LITTLE WING
2. TESTIFY
3. COLD SHOT
4. TEXAS FLOOD
5. SO EXCIED
6. TITE ROPE
7. PRIDE & JOY