MEGABABE Live Report

2003.4.5 Chicken Shack (Fussa)






今回はレギュラーブッキングでチキンシャックに出演した彼女たちのライブの模様をお届け致します。
USツアーを成功させ凱旋となる今回、盛り上がりを約束された条件が整っていました。なんと共演した
のは横田基地のアメリカ人のバンドだったため、観客のほとんどがアメリカ人でその興奮と熱気は
USツアーの様子を想像するのに難しくありませんでした。キーワードは「Hard & Cute」です。







共演バンドの熱気が残るなか彼女たちのポップな姿からは想像出来ない激しいSEが流れ出すと、
客席からは異国情緒あふれる雄叫びや歓声が上がりました。そして演奏が始まるとそこは既にアメリカ
に変わり、太い腕が突き上げられ足が踏み鳴らされるのでした。3人の激しい演奏とキュートな歌声の
アンバランスさが絶妙で、新加入のMIYUもすっかり溶け込んでいました。




オリジナル曲をに続いて披露されたのは、なんとパフィーの「愛のしるし」でした。これには私自身、
驚いたのと同時に少し心配になりましたがそれも杞憂に終わりました。観客の大多数を占めるアメリカ人
にも意外と好評だったのです。MCも全て英語でこなし完全に客席は彼女たちのものとなりました。
メンバーにも笑顔が見られるようになると、一段と動きが激しくなりベースのAKOに至っては勢い余って
ドラムセットにつっこみ、シンバルを倒すほどでした。





ステージもいよいよ大詰めを迎え、興奮も頂点に達し最後の曲が終わっても熱気は覚めやらず、「One More!」
の声が手拍子と共に徐々に大きくなっていきました。メンバーも嬉しさと共に困惑した表情を見せましたが、改めて
楽器を持つと意外な曲からアンコールが始まりました。小さな体から繰り出されるパワフルなドラムと唸りを上げる
ベースに、ジミ・ヘンドリックスがルーツと公言するMIYUのギターはいっそう激しさと輝きを増し、観客の脳を揺らし
続けるのでした。





アンコールの最後の曲を絶頂のまま終えた彼女たちは、全員で手を繋ぎ感謝の気持ちを込めて何度も何度も
頭を下げ手を振りました。そして観客はそれに応えるかのようにステージに駆け寄り握手を求めるのでした。
ステージ終了後には、最高の夜を共に過ごした喜びを分かち合う為に、1時間以上もサインや写真撮影に応じる
彼女たちの姿勢に心打たれました。そんな彼女たちに大きな可能性を感じたのは私だけではないはずです。
今後の活動をしっかりとフォローしていきたいと思いますので、皆様どうぞ宜しくお願い致します。




SET LIST


SE. CREEPING DEATH (Metallica)
1. BITE ME ☆
2. ONE DAY ☆
3. AI NO SHIRUSHI (Puffy AmiYumi)
4. Beastie Grrrls ☆
5. TIME GOES BY ☆
 〜SONG2 (Blur)
 〜WALK (Pantera)
6. DIVE ☆
7. IDENTITY ☆
8. PHOTOGRAPH (Weezer)

〜Encore〜
1. TUSH (ZZ Top)
2. COMMUNICATION BREAKDOWN
 (Led Zeppelin)
3. CELEBRITY SKIN (Hole)


☆ Original Song









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Extra Shot